洛南エリアマップ

洛南エリアは、大雑把に言うと地図を上から見て、主要な観光地が逆L字型に点在しています。このエリアには、歴史的な場所や神社仏閣が多く、観光客に人気があります。

伏見稲荷大社は、全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮で、外国人観光客からも大人気の神社です。千本鳥居が特に有名で、フォトジェニックなスポットとしても人気です。

醍醐寺は、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行った歴史的な桜の名所です。春には美しい桜が境内を彩り、多くの観光客が訪れます。

東寺は、毎月21日に「弘法さん」とよばれる縁日が開かれ、特に1月21日の「初弘法」と12月21日の「終い弘法」には、多くの参拝者が訪れます。五重塔は京都のランドマーク的存在です。

東福寺は、京都五山第四位に位置し、特に紅葉シーズンは多くの観光客が訪れます。世界遺産平等院は、鳳凰堂と屋根に輝く鳳凰が見どころ。日本の10円硬貨にも描かれており、宇治に来たら外せない場所です。

洛南エリアは、JR、京都市営地下鉄、京阪電車、近鉄電車など、さまざまな電車路線が充実しており、観光地へのアクセスが非常に便利です。

京都駅から宇治駅まではJRで乗車時間約17分。宇治市の平等院へのアクセスが簡単です。クルマの場合は、京都駅から第二京阪道路経由で平等院まで約30分で行けます。

宇治から奈良へのアクセスは、JRを利用して、宇治駅から奈良駅までは約30分でアクセス可能です。歴史的な名所が点在する奈良までのアクセスも良好です。

京都市内から大阪府や奈良県へは、電車（JR・京阪電車・阪急電車）で約1時間で移動できます。京都観光の後、大阪や奈良への移動も便利です。

洛南エリアには、東寺、醍醐寺、宇治上神社、平等院の4ヶ所が世界遺産に登録されています。それぞれ、歴史的価値や文化的背景が深く、訪れる観光客を魅了します。世界遺産巡りには最適のエリアです。

東寺は、京都駅から最も近い世界遺産です。国宝に指定された五重塔は高さ約55mで、日本で最も高い木造建築です。京都のシンボルとも言えるこの塔は、遠くからもよく見えるランドマークとなっています。

醍醐寺は、桜の名所としても知られ、豊臣秀吉が「醍醐の花見」を行った場所としても有名です。春には多くの観光客が桜を楽しみに訪れます。

宇治上神社の本殿（国宝）は、現存する日本最古の神社建築で、歴史的な価値が高いとされています。平等院鳳凰堂は、日本の10円玉硬貨にも描かれている象徴的な建築物です。

東寺には、大日如来を中心に21体の仏像が配置された立体曼荼羅があります。この壮大な仏像群は、見る者を圧倒し、信仰と芸術の融合を感じることができます。

東福寺は、臨済宗東福寺派の大本山です。方丈庭園は、おすすめの名庭園です。東西南北に異なるタイプの庭が配置されており、それぞれ独特の美しさを楽しめます。

伏見稲荷大社には、願いが叶うかどうかがわかるとされる「おもかる石」があります。訪れた観光客が石を持ち上げ、その重さによって願いが叶うかを占う人気のスポットです。

醍醐寺の五重塔は、京都市内最古の木造建築であり、歴史的な価値が高い建造物です。2月23日には、伝統行事五大力尊仁王会（五大力さん）が行われます。

平等院ミュージアム鳳翔館では、オリジナルの鳳凰像を間近で見ることができます。館内には、その他にも貴重な仏教美術が展示されており、訪れる人に深い感動を与えます。

醍醐寺は、豊臣秀吉が約1300名を従えて行った「醍醐の花見」で有名です。東寺では、樹齢約120年を誇る見事な「不二桜」が咲きます。夜間にはライトアップも行われ、幻想的な雰囲気の中で桜を楽しむことができます。

背割堤は、全長約1.4㎞にわたって約250本の桜が咲き誇る、圧巻の桜スポットです。淀水路では、2月初旬から3月中旬にかけて早咲きの河津桜を見ることができます。このエリアの桜は他の場所よりも早く咲き始めるため、春の訪れを少し早く感じることができます。

東福寺は、京都でも屈指の紅葉スポットとして知られています。特に有名なのが、通天橋からの眺望。橋から見下ろす約2000本のカエデが色づく風景は、京都の秋を象徴する景色の一つです。

光明院では、紅葉とともに美しい池泉式枯山水庭園を楽しむことができます。庭園の静けさと紅葉が織りなす風景は、観光客にとって心落ち着くひとときを提供します。

泉涌寺塔頭である今熊野観音寺は、西国三十三ヶ所観音霊場第十五番札所でもあります。紅葉の美しいこの寺は、歴史と自然の魅力が融合した静かな場所です。

宇治の萬福寺は、黄檗宗の大本山として有名です。紅葉とともに中国様式特有の寺院が見れます。時を知らせる開版（木魚の原型）も見どころ。興聖寺では、琴坂の美しい紅葉を楽しむことができます。本堂（法堂）の天井には、伏見城遺構の「血天井」が張られています。

城南宮では、毎年春（4月29日）と秋（11月3日）に曲水の宴が行われます。この雅やかな行事では、平安時代の装束を身にまとった人々が、庭園の小川で詩を詠み交わす姿が再現されます。伝統文化を体感できる貴重な機会です。

醍醐寺では、4月第2日曜日に、豊臣秀吉が行った「醍醐の花見」を再現した豊太閤花見行列が催されます。

伏見稲荷大社の本宮祭は、夏に行われる祭りで、境内がライトアップされ、夜でも「お山めぐり」が楽しめます。

御香宮神社で行われる御香宮神幸祭（伏見祭）は、洛南最大規模の祭りです。

3位伏見稲荷大社～嵐山コースは、伏見稲荷大社で千本鳥居を巡り、JRで嵐山へ。自然と観光スポットを1日で楽しめるコースです。

4位伏見稲荷大社～清水寺コースは、伏見稲荷大社から清水寺へ移動。外国人にも人気の高い、京都の歴史と風情を感じるコース。

18位平等院～下鴨神社コースは、平等院、伏見稲荷大社、下鴨神社を京阪電車で巡るコース。効率よく京都の名所を楽しめます。

洛南エリアは、歴史的な出来事や伝説に彩られた場所が数多く点在する、まさに「歴史の宝庫」です。伏見には、幕末の志士である坂本龍馬が襲撃され、命を狙われた坂本龍馬襲撃事件が起こった寺田屋があります。

泉涌寺は、歴代天皇の御陵が祀られていることから「御寺（みてら）」と呼ばれ、特別な霊場とされています。また、美人祈願や縁結び、安産祈願にご利益があるとされる楊貴妃観音像が安置されており、女性の参拝者が多く訪れます。

法界寺は、日野一族の菩提寺であり、親鸞聖人誕生の地としても知られています。さらに、東へ少し歩くと、親鸞聖人が生まれた場所に建てられた日野誕生院があります。浄土真宗の祖である親鸞聖人に思いを馳せながら巡るのも魅力です。

随心院は、深草少将が絶世の美女と称される小野小町に恋い焦がれ、99日間通い詰めたという伝説が残る地です。毎年3月最終日曜日には、少女たちが踊る「はねず踊り」が開催されます。

平等院の近くを流れる宇治川は、源義経と木曾義仲が激突した宇治川の戦いの舞台であり、さらに源氏物語に登場するゆかりの地でもあります。歴史と文学が交差する場所です。